はじめに
移りゆく時代の中で、私たちを取り巻く環境は日々変化していきます。
本書では、その中で私たち自身が変化し続けることの大切さが、物語形式で書かれています。
人それぞれ目指している場所は違えど、自分の道を見つけ、理想を叶えるための教訓となる内容となっています。自己啓発本の入門書ともいえるものとなっていますので、普段から自己啓発本をよく読まれる方にも、なにを読めばいいか悩んでいる方にもオススメの1冊です。
本書の内容を私なりの解釈で部分的ですがまとめてみました!
本書の要約
本書は3つの章に分けられています。
○ある集まり
○チーズはどこへ消えた?
○ディスカッション
本書の中心部分は、2章目の「チーズはどこへ消えた?」の物語となっています。
その前後の章、「ある集まり」の部分では、かつてクラスメートだった人達がクラス会で、それぞれ自分の生活に起きた変化をどう受け止めているかを話しています。
「ディスカッション」の部分で、クラスメート達が物語を読んで何を感じたか、自分の仕事や生活にそれをどう活かすかを話し合っています。
2章目の「チーズはどこへ消えた?」を中心に紹介します!
これはある迷路の中で起こった出来事をめぐる物語で、2匹のネズミと2人の小人が登場します。
2匹のネズミの名前はスニッフとスカリー。
2人の小人の名前はヘムとホー。
この2匹と2人は、チーズを探していつも迷路を探し回っています。
この「チーズ」が私達が人生で求めているもの、仕事やお金、自由や健康、心の平穏などの象徴。
「迷路」がチーズを追い求める場所、自分自身がいる環境を表しています。
2匹と2人は長い探検の末に、それぞれ自分たちのやり方で、好みのチーズを発見します。チーズを発見してからしばらくは、毎朝その場所に向かい、お腹いっぱいになるまでチーズを食べて家に帰る生活が続きました。
ところがある朝、チーズは無くなっていました。
ここから2匹と2人の行動が変わっていきます。
スニッフとスカリーは毎朝チーズの場所に向かうと、あたりの匂いを嗅ぎまわり、走りまわって、何か前日と変わったことはないかを調べていました。2匹は置いてあるチーズの量が、毎日だんだんと少なくなっているのに気づいていたので無くなったことに驚かず、すぐに新しいチーズを探しに出かけます。
一方でヘムとホーは、チーズのある生活が当たり前になっており、毎日小さな変化が起きていることに注意していなかったので、チーズが無くなったことに驚き、落胆します。
2人は事態を毎日分析しますが、なぜそのようなことになったかわからず、これからの生活に不安と恐怖を感じ、段々と元気が無くなっていきます。
ヘムは、チーズが無くなるわけがない、事態を見守っていればいずれ戻ってくるはずだと考え、今の環境から動こうとしません。
ホーは、ヘムと同じように考えながらも段々と、チーズがない状況が長引くとそれだけ事態が悪化するということがわかってきます。
ホーは無くなったチーズは過去のもので、いくら待っても戻ってくることはない。新しいチーズを探しにまた迷路に入っていくべきだとヘムを説得しますが、彼はもしチーズが無かったら?あったとしても見つけられなかったら?と、動こうとしません。
それでもホーは思い切って迷路に入っていき、新しいチーズを見つけて味わっている自分を想像し、勇気を出して迷路に進むことを決意しました。
迷路を進みながら彼は、もしかしたらこのままチーズが見つからないのではないか?という恐怖に何度も駆られていましたが、進むにつれて恐怖のせいで悪いほうに考えるのだと思うようになりました。人が恐れるような事態は、実際は想像するほど悪くないということに気づいたのです。彼は新しい方向に踏み出したことでそのことに気づき、恐怖が無くなると、変化を求めてさらに行動するようになりました。
以前はチーズが無くなるなんて理不尽だ、変化は間違っていると考えていました。しかし予期していようといまいと、変化が起きるのは自然なことだということがわかったのです。
長い探索の末にとうとうホーはチーズを見つけることができました。彼は迷路で学んだことをたびたび壁に書き記してきましたが、最後にまとめとしてこのように書きつけました。
- 変化は起きる
- 変化を予期せよ
- 変化を探知せよ
- 変化に素早く適応せよ
- 変わろう
- 変化を楽しもう
- 進んで素早く変わり再びそれを楽しもう
感想
本書の物語ではチーズ、すなわち私たちが求めているものが手に入り、そして無くなったときに、どのように行動するべきなのかということが書かれています。本来ならスニッフやスカリーのように深く考えず、すぐに次に進むべきなのでしょうが、私たち人間からすると、やはりヘムやホーのように理不尽だと感じ、不安や恐怖の中で立ち止まってしまうことが多いと思います。とはいえ、何も考えずただ次へ次へと突き進むだけというのも現実ではリスクがあることに思います。
大事なことは、何もしないという選択にもまたリスクがあるということを理解することです。
変化する中で立ち止まったままでは、変化に流されていくばかりでいい方向に向かっていくとは限りません。
時には物事を単純に考え、動いてみることで初めてわかることもあると思います!
私はこの物語を読んで、
- 物事や状況の移り変わりを自分なりに分析し、予想や対策を立てておくこと。
- 予想しようがしまいが、変化は起きるものだということを理解する。
- 自分が望むほうに変わりたければ、自発的に行動すること。
以上の3点が大切だと感じました。
これから変わっていきたい!という方も、いま現在変化の真っただ中にいる方も、自分の理想を叶える考え方の参考になりますので、ぜひ読んでみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただきありがとうございます。